ALALINK

失われた30年。沈みゆく船と⾔われ国難の渦中にある⽇本。多くの⼈が困難を突きつけられ逆境に⽴たせれている。私たちはそんな⼈たちに寄り添い、救済する⼿⽴てを提供したい。⼼に翼を宿し、⼀歩踏み出す。それは決して簡単なことではない。でも、私たちは、その⼀翼を担うために存在し、逆境に⽴ち向かう⼈を全⼒でサポートし続ける。超えさせる。そんな決意をパーパススローガンのOvercome~逆境を超えていけ~に込めています。また、パーパスステートメントでは「逆境を超える、その一翼を担う」としてALAがラテン語で意味する翼を加えた言語化を行いました。

赤枠はALALINK様のキーカラーであり、メイン事業である「誰でもスマホ」のメタファーです。通信弱者がスマホを手にすることで新たな未来が切り開かれ、メインコピー「You will overcome（あなたは、乗り越える）」はALALINK様からの力強いエールを象徴しています。さらに、力強いタイポグラフィーで「逆境を、超える」というメッセージを示すことで、スマートでファッショナブルな印象を超え、ステークホルダーや社会全体に対する決意表明と熱意を表現しています。

ミッションである「日本を下から救う」ことへの断固たる決意を、安定感と力強さを持ったロゴシンボルデザインに込めました。トレードマークを廃止し、テキストロゴをトレードマークのように際立たせることで、一体感を生み出しました。日本の衰退から守り、下から支えるイメージを表現するため、全ての文字を大文字で太い字体にし、文字間を狭く設定して安定感を強調しました。ロゴの両端に施された斜めのパスは、前進を象徴し、後押しするようなポジティブな印象を与えています。また、「心に翼を！」というメッセージを込めて、アーラの「A」には翼を取り入れました。このデザインにより、私たちのアーキタイプである「HERO」を付加することができました。

社会貢献性の高いサービスのため、生活困窮者、行政、NPO、求職者など様々なステークホルダーがHPに訪れるため、誰にでも分かりやすく見やすいUI性でブランドパーパスの世界観をUXとして体感できるようなブランドサイトの設計・デザイン・構築が重要となりました。理念の認知を優先しつつも、事業の詳細な説明や社会貢献性をより訴求するSUTAINABILITYページなどを経て、シームレスに採用ページに移行できる設計もこだわりの一つです。そうすることで、求職者にもなぜ存在しているというパーパスから、そのためにどのような人材が必要とされているかをスムーズに理解できるためです。

採用のメインビジュアルでは、「TRUE SAVIOR」というメインコピーを掲げ、実際に活躍する社員を起用して撮影を行いました。このアプローチにより、社員の実績を際立たせています。通常、先輩の声コンテンツは後半に配置されがちですが、私たちは「SAVIOR」の紹介を優先コンテンツとして前面に配置し、採用ブランディングを強化しています。

また、社会貢献に対する高い熱意を維持・向上させるために、重要な企業文化をカルチャーページで紹介しています。その後、システマチックで合理的な研修制度や成長環境について、デベロップメントページで詳しく説明しています。

最後に、実際にカスタマーサポートを行っている現場や執務スペースを紹介する就労環境ページを設けています。さらに、募集職種ごとの仕事紹介も行っており、ALALINK様の高い志の温度を保ちながら、機能的な情報もしっかりと伝える、理と情のバランスが取れた採用サイトとなっています。

このポスターは、実際の行政機関の掲示板を数箇所取材した上で、構成やデザイントーンを丁寧に設計したものです。生活困窮者や通信弱者が行政を訪れる際、様々なポスターが溢れる中で、「え、こんな自分でもスマホが持てるの？」と感じてもらえるような工夫を施しました。煌びやかになり過ぎず、共感を得やすいビジュアルや、寄り添いを感じられるコピー、タイポグラフィーを取り入れています。また、他のポスターに埋もれないためのレイアウトにもこだわりを詰め込みました。これらの要素が組み合わさることで、ターゲット層にしっかりとアプローチできるポスターに仕上がっています。